食べてから食あたりになるまでの時間について

食あたり 時間

食あたり 時間について

食べてから食あたりになるまでの時間について

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食あたりとは食中毒のことです。
食べ物を摂取することで体に害をなすことをさします。
食あたりの原因には細菌によるもの、化学物質によるもの、自然毒によるものがあります。
1番多いのは細菌によるものです。
食中毒原因菌はそれぞれ潜伏期間(食べ物を摂取してから症状を引き起こすまでどれくらいかかるか)が異なります。
食中毒菌の潜伏期間は、魚介類や漬物に多い腸炎ビブリオは半日から1日、肉や卵に多いサルモネラ菌は8時間から2日、鶏肉に多いカンピロバクターは1から7時間、加熱不十分の肉で問題となった腸管出血性大腸菌は3から9時間です。
米や小麦を使った料理に多いセレウス菌、オニギリを素手で握った時に多いブドウ球菌、真空パック商品などに多いボツリヌス菌は潜伏期間が短いです。
冬に多いノロウイルスの潜伏期間は2、3日です。
化学物質によるものは、青魚などがヒスタミンを産生することにより起こります。
青魚アレルギーは、このヒスタミンが原因のことが多く、食べてすぐ発症します。
自然毒は、ふぐ毒、きのこ毒などです。
万が一食べてしまったら、すぐに病院を受診してください。
食あたりになって下痢止めを使うことはおすすめしません。
下痢とは毒素を出すために必要なものだからです。
症状が治まらない場合は病院に行きましょう。
原因食品を食べたのはずいぶん前ということもありますが、原因食品がわからなくても点滴や痛み止めなどの対症療法は可能です。